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ミニシアター観客動員ランキング初週1位! 映画『ふたりのマエストロ』(絶賛公開中)新規カット解禁

  • 2023-08-25 21:57
  • ACROFAN=Newswire
  • newswire@acrofan.com
ある依頼間違いによって互いの心に向き合うことになった父と息子の物語を描くフランス映画『ふたりのマエストロ』(全国公開中)が公開初週(8/18~8/20)のミニシアター観客動員ランキングで1位を記録しました!この度、主人公・ドニを演じたイヴァン・アタル(『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』)、フランスの名女優ミュウ=ミュウ (『バルスーズ』) らの新規場面写真、初公開のモノクロのメイキングカットを解禁します。

父も息子も、パリの華やかなクラシック界で活躍する指揮者の親子。ふたりの間には長年、不協和音が鳴り響いていた。ある日、父・フランソワに夢にまで見た世界最高峰<ミラノ・スカラ座>音楽監督就任の依頼が。しかし息子・ドニはスカラ座の総裁から呼び出され、なんと父への依頼は自分宛の誤報だったと知らされる。父に真実を切り出せず悩むドニ。息子が父を超えるとき、何を想うのかー。ぶつかり合いながら道を模索するふたりは、渾身のタクトで自らの音楽を再び輝かせる!

 
妻のシャルロット・ゲンズブールが母ジェーン・バーキンの真実に迫った
映画『ジェーンとシャルロット』(21)で監督デビュー!
依頼間違いに葛藤する息子・ドニ役に多才なフランスの名優イヴァン・アタル

本作の主人公・ドニを演じたイヴァン・アタルは監督・脚本・俳優とマルチな才能で90年代から活躍。エリック・ロシャン監督『愛さずにいられない』(90)で主人公の友人役に抜擢され映画デビュー、同作品でセザール賞有望若手男優賞を受賞し着実に俳優としてキャリアを重ねてきた。トム・クルーズのフランス語吹替としても知られており、『アイズ・ワイド・シャット』(99)、『ミッション:インポッシブル2』(00)などを担当した。

実生活では97年に女優シャルロット・ゲンズブールと結婚し、惜しまれつつ今年7月に逝去した永遠のファッションアイコンで女優のジェーン・バーキンが義母にあたり、娘のアリスもモデルとして活動するなどフランスを代表する芸能一家の一員である。一躍彼の名前が広く知られるようになったきっかけは、妻であるシャルロットとの実体験から着想を得て監督・脚本・主演を務めたコメディ映画『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』(03)。初長編監督デビュー作品ながら、軽妙なタッチで女優を妻に持った平凡な男の葛藤の日々を描き大絶賛!

以前から親交があったという本作のブリュノ・シッシュ監督とは準備を共に進め、アリスを含め3人の子供を持つイヴァンは脚本を読み「親子の関係を物語る感動的な場面がたくさんあることに魅力を感じた」と参加のきっかけを明かしている。

マエストロ親子を取り巻く女性たちを豪華俳優陣が熱演!
ミュウ=ミュウ、キャロリーヌ・アングラーデ、パスカル・アルビロ

指揮者親子の人生に密接に関わる女性たちもまた、依頼間違いの騒動に巻き込まれる。それぞれ自分の生き方を貫く魅力的なキャラクターを演じたのは、フランスで映画・演劇・テレビドラマと幅広く活動する、ミュウ=ミュウ、キャロリーヌ・アングラーデ、パスカル・アルビロの3人

<ミュウ=ミュウ>夫・フランソワに恋する妻「登場人物は全員少し卑怯なのよ。」

日本では特に『バルスーズ』 (75)のヒロインとして知られる、セザール賞最優秀女優賞9回ノミネートを誇るフランスを代表する女優ひとり。本作では「母親でありながら夫に恋している女性」という難しい役のオファーを受け、見事なまでの繊細さを持って演じ切った。夫・フランソワを演じたピエール・アルディティとは旧知の仲で互いに信頼できると明かし、「(妻・エレーヌは)夫婦関係の中でのみ存在している女性」「私の役も含め、本作の登場人物は全員少し卑怯なのよ。誰も一歩を踏み出そうとしない。エレーヌも真実を知っても夫には言わず、親子のライバル関係をこれ以上深刻にしたくないから嘘をつく」と夫の生涯の夢が奪われたことを落胆させたくない一心で行動する妻を振り返った。

<キャロリーヌ・アングラーデ>聴覚障害を持つヴィルジニは「純粋で誰よりも強い」

キャロリーヌは、本作で最初にキャスティングが決まった女優で、ブリュノ・シッシュ監督は「美貌とコメディーセンスだけでなく、直観的でリアルな演技ができる女優」と太鼓判を押す。ドニの恋人であり聴覚障害を持つバイオリニスト・ヴィルジニを「彼女は純粋で誰よりも強い。障壁があろうと実直で自分の望みを分かっているから。」「「障害をヴィルジニの主な特徴にはせず、周囲が気にしないようにしたかった。役に必要な身ぶりや発音、読唇術を利用した聞き取りを知り、教えてもらった昂ぶった怒りの表現方法もさりげなく丁寧に演技に取り入れるようにしたわ。」と語った。

<パスカル・アルビロ>ドニの元妻・ジャンヌ「失敗した関係も、彼女にとっては人生の一部に」

フランス国内のコメディ作品の演技に定評のあるパスカル・アルビロ。監督は「(パスカルは実生活でパートナーでもあるため)本作は家族の物語だから、この役は他でもない彼女しかいなかった。完全に彼女から着想を得ている」と明かした。パスカルは役を引き受けた際に彼女の過去を無視したところが気に入ったという。「以前夫婦だったという失敗した関係も、彼女にとっては人生の一部になっている」「この作品は真実、家族の愛について語っているから多くの人の心を打つはず。「この愛は残酷か?」「真実は伝えるべき?」「自分が欲しかったものを他人が得る時、祝福できるのか?」とても興味深い問いよね。」と観客への期待を明かした。