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巨匠・小澤征爾がスカラ座でアヴェ・マリアを指揮する映像が登場!映画『ふたりのマエストロ』本編映像解禁

  • 2023-08-03 21:22
  • ACROFAN=Newswire
  • newswire@acrofan.com
この度、ある依頼間違いによって互いの心に向き合うことになった父と息子の物語を描くフランス映画『ふたりのマエストロ』を8月18日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開いたします。

父も息子も、パリの華やかなクラシック界で活躍する指揮者の親子。ふたりの間には長年、不協和音が鳴り響いていた。ある日、父・フランソワに夢にまで見た世界最高峰<ミラノ・スカラ座>音楽監督就任の依頼が。しかし息子・ドニはスカラ座の総裁から呼び出され、なんと父への依頼は自分宛の誤報だったと知らされる。父に真実を切り出せず悩むドニ。息子が父を超えるとき、何を想うのかー。ぶつかり合いながら道を模索するふたりは、渾身のタクトで自らの音楽を再び輝かせる!


世界的巨匠・小澤征爾がスカラ座でアヴェ・マリアを指揮!
息子・ドニは、父親に依頼間違いの事実を伝えるために思い悩む…。
クラシック音楽好きは必見の本編映像解禁!

劇中でマエストロ親子を悩ます、ミラノ・スカラ座。長い伝統を持つイタリアオペラ界の最高峰と呼ばれる劇場で、現在の建物は1778年8月3日に落成!記念すべき日にちなんで、主人公・ドニが思い悩んだ夜にレジェンド指揮者・小澤征爾がスカラ座で指揮を振る映像を視聴する注目シーンを解禁!父親に届いたスカラ座音楽監督就任の依頼が、本当は父親ではなく自分への依頼だったと知ったドニ。全指揮者の憧れでもあるポジションに信じられない思いと嬉しさを感じながらも、一方で父親にはオファーが間違いであった事実を伝えなければならない過酷な現実と直面していた。父親が長年夢見た希望を砕いてしまうもどかしさ、自分が果たして依頼を受ける器なのか、さまざまな思案が頭をめぐり眠れない夜を過ごすなか、ふと若かりし小澤征爾がスカラ座でアヴェ・マリアを振る映像を流すドニ。伸びやかで豊かな調べが部屋中に響くなか、ふと父・フランソワに対して手紙を描き始めるー。

監督「クラシック音楽が大好き。小澤征爾と村上春樹の対談集から着想を得た」

本作はイスラエルの監督・脚本家ヨセフ・シダーの映画『フットノート』(11)を原作に、とある手違いから子が親を超えるというドラマチックなテーマを活かしつつ、ブリュノ・シッシュ監督が自由な脚色を施した。多くの着想を得たのは世界的に活躍する2人の日本人、指揮者・小澤征爾と作家・村上春樹の対談集『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(英訳版『Absolutely on Music』として2016年に出版され海外の読者にも親しまれている一冊)だと明かす。

巨匠・小澤征爾は1959年に渡仏しオーケストラ指揮者国際コンクールで1位になり、カラヤン、ミュンシュ、バーンスタインらに師事。その後サンフランシスコ、シカゴ、トロント、ボストンの交響楽団を指揮しアメリカでの活躍をはじめ、ヨーロッパではベルリン・フィル、ウィーン・フィルなどのオーケストラ、オペラではパリ・オペラ座、ザルツブルグ、ミラノ・スカラ座にも出演。ウィーン国立歌劇場で音楽監督を務めた高い評価と絶大な人気を誇る世界的な指揮者だ。「本作でちらつく小澤征爾の影は、ある意味で映画の基軸となっている」と話す監督は「この本から映画で語られるスカラ座のブーイングについての逸話を見つけた」と語り、解禁したシーンについて「イヴァンが観ている小澤の映像で流れる崇高な曲は、ジュリオ・カッチーニの「アヴェ・マリア」だ。リレーのように、ドニと日本の巨匠が切り替わるモンタージュにしたおかげで魅力的な場面に仕上がったよ。」と撮影を振り返った。