acrofan

産業 経済 技術 ゲーム
社会 生活 自動車 メディア

映画『ふたりのマエストロ』 <フランス・パリの街並みとともに場面写真解禁!クラシック名曲にも注目

  • 2023-07-06 20:47
  • ACROFAN=Newswire
  • newswire@acrofan.com
この度、ある依頼間違いによって互いの心に向き合うことになった父と息子の物語を描くフランス映画『ふたりのマエストロ』を8月18日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開いたします。

父も息子も、パリの華やかなクラシック界で活躍する指揮者の親子。ふたりの間には長年、不協和音が鳴り響いていた。ある日、父・フランソワに夢にまで見た世界最高峰<ミラノ・スカラ座>音楽監督就任の依頼が。しかし息子・ドニはスカラ座の総裁から呼び出され、なんと父への依頼は自分宛の誤報だったと知らされる。父に真実を切り出せず悩むドニ。息子が父を超えるとき、何を想うのかー。ぶつかり合いながら道を模索するふたりは、渾身のタクトで自らの音楽を再び輝かせる!

プライドや嫉妬など、同じ道に進んだ素直になれない親子の葛藤、再起していく家族を名優たちが熱演!フランス・パリの街並みとともに場面写真解禁

 
解禁となった場面写真は、真剣な眼差しでオーケストラと向き合い指揮を振るドニ(イヴァン・アタル)、スカラ座からの依頼に思わず微笑む父・フランソワ(ピエール・アルディティ)をはじめ、夜の街をドニとドニの息子・マシュー(ニルス・オトナン=ジラール)、バイオリニストでドニの恋人・ヴィルジニー(キャロリーヌ・アングラーテ)と楽しそうに歩くカット、さらにフランソワと妻・エレーヌ(ミュウ=ミュウ)がパリの煌びやかなレストランで食事をするシーンなど、印象的な家族の場面を多く切り取った。

フランスが誇る俳優2人が演じる、互いへの絶対的な愛を持つ”夫婦”  ミュウ=ミュウ「夫婦の結託が感じられる」、ピエール「レストランでフランソワは青年に戻る」

 
1980年代のアラン・レネ監督作品に数多く出演した名優ピエール・アルディティと、日本では特に『バルスーズ』(75)のヒロインとして知られるミュウ=ミュウは、本作で3度目の夫婦役を演じる。30年以上前に知り合い、気心の知れた友人でもある2人は月日を重ねた複雑で繊細な夫婦関係を見事に体現し、印象的なレストランでのシーンについて次のように振り返った。

ピエール・アルディティ
「ミュウ=ミュウは良き仲間であり深く愛している人だから、愛を告白するのは簡単だった。互いの動きを見て楽しんだりね。レストランのシーンはフランソワが青年に戻る場面だ。(夫婦のこれまでが)毎日がバラ色というわけではなかったが、当然ながら全て彼女のおかげだと認めているんだ。」

ミュウ=ミュウ
「ピエールとはいつも上流階級の夫婦役なのよね。とても気が合うし信頼があるからうまくいっていると思う。エレーヌは母親でありながら、夫に永遠に恋をしている女性。彼らが持つお互いへの絶対的な愛はとても印象深い。レストランのシーンでは夫婦の結託が感じられて、彼らがどんな人生を過ごしてきたかが想像させられる。」

監督のこだわり!物語を彩るクラシック名曲の数々にも注目

本作にはクラシックの名曲がふんだんに使用されている。予告編で流れるモーツァルト「フィガロの結婚 序曲」、ベートーヴェン「交響曲第9番」をはじめ、ブラームス「間奏曲第7番」、シューベルト「セレナーデ」、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」、ドヴォルザーグ「母が教えてくれた歌」、モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第5番」ほか多数の楽曲が随所に散りばめられた。音楽担当と夜通し語り明かすこともあるほどクラシック音楽が大好きだというブリュノ・シッシュ監督は「登場人物を表現できる音楽を選んだ」と明かした。たとえば、息子・ドニを表現する曲としてノスタルジックな調べと甘すぎない旋律が特徴のブラームス「間奏曲第7番」が繰り返し登場。ドニを演じたイヴァンはピアノ演奏シーンのためこの曲を習得したという。数々のクラシック名曲にもぜひ注目してほしい。