昭和電工株式会社(社長:髙橋 秀仁)は、新規開発した3.5インチハードディスクメディア(以下、HDメディア)を、業界最大の記録容量(*1)となる26テラバイトハードディスクドライブ(以下、TB及びHDD)向けに、出荷を開始しました。
本製品は、エネルギーアシスト磁気記録(*2)及びSMR方式(*3)に対応し、アルミ基板を用いて当社の最新磁性層設計および結晶微細化技術を導入することで、業界最大となるHDメディア1枚あたり2.6TBを実現したものです。HDメディアにおいて1TB/in2超の記録密度時代に突入し、不可欠となった微細化技術と書き込み耐性の両立をSMR記録方式下で実現しました。当社は来年をめどに30TBを超える大容量ニアラインHDDの実現を目指し、HDメディアの開発をいっそう加速してまいります。
クラウドサービスの普及や動画コンテンツの増加などにより、データを保管するデータセンターではより大容量のHDDが求められています。当社は、HDDの記録容量を左右するキーパーツであるメディアにおいて、これまで世界最高クラスの製品をいち早く市場に投入してまいりました。当社は世界最大のメディア専業メーカーとして、今後も“ベスト・イン・クラス”をモットーに、HDDの高容量化を実現し、拡大するデータエコノミーを支えてまいります。
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*1 2022 年 5 月 9 日時点
*2 エネルギーアシスト磁気記録:さらなる高記録密度を達成するため高保磁力の磁気媒体に対して、外部からエネルギーを付与することで、磁化反転をアシストしデータの書き込みを可能にする技術。
*3 SMR 方式:瓦書き記録方式(Shingled Magnetic. Recording)、データを一部重ねて記録し面記録密度を向上させることを特徴としている。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.sdk.co.jp/news/2022/42358.html