LONGi Solarはこのほど、同社最新の60セルHi-MO1モジュールが、標準試験条件(STC)で19.91%の変換効率と325.6Wの出力を達成したとの試験報告を、認証・試験機関のテュフラインランド(TUV Rheinland)社 から受け取った。これは2016年末に同社が記録した316.6Wを9W更新した新記録である。
評価モジュールは、量産技術に基づく21.9%の変換効率の単結晶PERCセルを使ったものであり、開放電圧は40.79V、短絡電流は10.160A を記録した。試験は4月17日、テュフラインランド社の上海試験所で行われた。
2016年にLONGi Solarが発売したHi-MO1モジュールは、高効率、低LID(光誘起劣化)、高実発電量の特徴をもっており、テュフラインランド社が、世界5都市の設置条件でシミュレーション結果を比較するPV Module Energy Yield Simulation Award(PVモジュール エネルギー収量シミュレーション)に於いてすべてのモジュール中第1位になり「All Quality Matters」賞を受賞した。なお、中国電気院(China Electric Apparatus Research Institute )の主試験所が海南省・三亜基地で実施したフィールドテストに於いても、Hi-MO1 モジュールの実発電量は一般的な製品より平均3%余り高いことが実証されていた。
LONGi Solarの李 振国(リ・ウェンシュエ)社長は、「LONGi Solarは、最高の品質とコストパフォーマンスを持った最も効率のいい製品を一貫してエンドユーザーに提供することをコミットしている。我々は積極的にR&Dへの投資を行っており、より高効率な製品を実現するという素晴らしい結果を達成した。325.6Wという記録は、LONGi Groupの理念に則ってLONGi Solarが行ってきた継続的イノベーションの成果である。LONGi Solarは今後も技術革新を加速し続け、均等化発電原価(LCOE)の削減に貢献し、グリッドパリティの実現を目指す」と語っている。