GAC Motorの湿地大使プログラム(以下「同プログラム」)のボランティアチームは、7月のSanjiangyuan National Nature Reserve(三江源国家自然保護区、SNNR)へのツアーを成功裏に終えた。ツアーではDonggi Conag Lake(冬給措納湖)を訪れ、世界自然保護基金(WWF)の環境保護活動家とともに生物多様性調査を実施した。
メディア代表が参加した同チームは3日間の現地調査で、チベットガゼル、バーラル、黄色いくちばしを持ったコガモなどの高原野生生物種の分布と数を記録し、プランテーション、水路、大気および太陽光を観察した。データは、将来の保全計画策定に役立つ生息環境条件と脅威レベルの評価に使用される。
メディア代表の1人は「SNNRの生態環境と野生生物保護について学ぶことにより、われわれにとって湿地保護の重要性と緊急性は非常に明確になった。私はまた、SNNRの生物多様性に深い感銘を受けるとともに、生態系保全への道は前途遼遠であることを理解した」と述べた。
WWFのシー・クアンフア氏は生物多様性調査の重要性を強調し、湿地保護の基礎作業として、GAC MotorとWWF、SNNRが組織した6月16日から22日までの最初の同期バード・サーベイの例を挙げた。GAC Motorのボランティアとの協力は、調査目的の達成を助けただけでなく、中国の国立公園の新しいパートナーシップモデルを創出した。
この中国の大手自動車メーカーは、WWFとの中国初の国立公園保全プロジェクト(以下「同プロジェクト」)のパートナーとして、世界で最も重要な淡水源の1つであり「希少高原種の遺伝子バンク」の所在地である長江、黄河、メコン川の源流地域の生態系保全と持続可能な開発を支援するための実践的貢献を目指し、5月に同プログラムを開始した。
同プログラムのボランティアはまた、黄河上流の草地の砂漠化防止を支援するため(青海省ゴロク・チベット族自治州)瑪多県での土地耕作や種まき、かんがい、施肥などの仕事を完了し、遊牧民やSNNRが募集した生態系環境の保護者に専門的な設備とトレーニングを提供した。
GAC Motorのユー・ジュン社長は「野生生物の多様性は人類の宝であり、ボランティアは生態系保全で先導的な役割を担った。彼らは生態的な重要性に対する市民の認識を高める。われわれは社会への還元を続け、人間と自然との間の持続可能な開発を促進するための同プロジェクトに参加する。これによって、われわれのビジョンをより多くの人々と共有し、SNNRを中国の生態学的進歩の好例にすることができる」と語った。
GAC Motorは、環境を保護し、エネルギーを節約するために代替エネルギー車に関するイノベーションを深化させると宣言しており、世界をよりグリーンにするために新しいエネルギー分野における将来のモビリティーへの持続可能なソリューションを探求している。同社は無公害で持続可能な技術を車両生産に適用し、工場排出の有害物質と粉塵を除去し、大気汚染を削減するため、環境に優しい材料を使用している。GAC Motorは2020年までに100万台の車を販売するという実践目標を設定しており、そのうちの20%は新エネルギー車になる。