一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA、会長:辻本春弘)は、8月21日(水)から23日(金)までパシフィコ横浜ノースにて開催する「CEDEC2024 (Computer Entertainment Developers Conference 2024)」において、コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術および開発者を表彰する「CEDEC AWARDS 2024」の特別賞を決定いたしました。
今年度は、コンピュータエンターテインメント開発全般に貢献した方を表彰する同AWARDSの「特別賞」に、国民的人気を誇る「桃太郎電鉄シリーズ」を手掛けるさくまあきら氏が選ばれました。詳細は公式サイト( https://cedec.cesa.or.jp/2024/event/awards/prize/ )をご確認ください。
■「CEDEC AWARDS 2024」特別賞・さくまあきら氏
<授賞者>
さくまあきら氏
【授賞理由】
さくまあきら氏が手掛けた作品群は幅広い層のユーザーに愛され、中でも国民的人気を誇る「桃太郎電鉄シリーズ」は、そのシンプルながら深いゲーム性で30年以上にわたり多くのプレイヤーに支持され、新しいユーザーを獲得し続けてきました。日本のご当地について学べるこのシリーズは、ゲームの枠を超えて教育分野にも応用されており、最新作である「桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~」ではその舞台を日本国内から全世界に広げることにより、更なるユーザー層へのアプローチを実現すると共に、本シリーズがもつ新しい可能性を示してくれました。
【コメント】
私は50年間、編集者、ライター、出版プロデユーサー、漫画原作者、作詞家、歌手、音楽プロデユーサー、代理店、コピーライターとさまざまな肩書きをつけて、マスコミ関係で仕事をしてきました。今回の受賞で、天下晴れて、ゲームデザイナーと名乗れそうです。ありがとうございます。また『桃太郎伝説』、『桃太郎電鉄』を一緒に立ち上げてくれ、いままたいっしょにゲームを作ってくれている桝田省治(ますだしょうじ)に感謝です。今後も、尊敬する伊能忠敬の現代版を目標にして、精進していければと思います。
【プロフィール】
1952年、東京都生まれ。ゲーム制作者、ラジオパーソナリティー、放送作家、歌手、作詞家、マンガ評論家。小池一夫氏の劇画村塾第1期生。立教大学在学時よりライター活動を開始し、アニメ雑誌『OUT』の投稿コーナーや『週刊少年ジャンプ』の読者ページ「ジャンプ放送局」の構成などが人気を博する。1987年に『桃太郎伝説』で初めてゲーム制作に携わり、1988年には、現在まで続く人気シリーズとなる『桃太郎電鉄』を制作。2020年に発売された『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』は、累計販売本数が400万本を、2023年11月に発売された『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』は、100万本を突破している。さらに、2023年からはノートPCやタブレット端末で動作する『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』を、学校教育機関へ無償提供。日本全国で7,000校以上(このうち小学校は4,000校以上となり、全国の小学校の約20%に相当)に導入が進んでいる。(※販売本数、普及学校数は、いずれも2024年3月時点)
■「CEDEC AWARDS 2024」概要
<開催日時>
8月22日(木) 17:40~19:00
<目的>
コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術および開発者を表彰し、開発者全体の士気向上を図る。また、業界の内外へ最新のコンピュータエンターテインメント開発技術を普及啓蒙することで産業全体の発展に寄与する。
<対象>
過去に発売されたコンピュータエンターテインメントに関わる技術およびその開発者(個人、グループ、企業内部門、企業含む団体等)
<表彰部門>
エンジニアリング部門
ゲームデザイン部門
サウンド部門
ビジュアルアーツ部門
■CEDEC メディア登録について
「メディア取材聴講」登録が7月23日(火)より開始しています。CEDEC2024をご取材されるメディアの方は、 事前の登録申請をお願いします。
■「CEDEC AWARDS 2024」最優秀賞ノミネート作品
投票期間:7月1日(月)~8月21日(水)17:30
※CEDEC受講者であることが投票資格となります。 最大3分野まで応募可能です。
詳細は公式サイト( https://cedec.cesa.or.jp/2024/event/awards/category_excellence/ )をご確認ください。