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このイベントには3000人以上が参加し、2000人を超えるジャーナリストが集まりました。参加者はアジア太平洋地域の24か国を含む87か国から集まり、アジア各国から出席した250人を超える業界のリーダーたちが4つの素晴らしいステージに登壇しました。登壇者の45%を女性のエグゼクティブやフィンテックリーダーが占め、全登壇者の60%以上がCスイートレベルのリーダーでした。
Money20/20のグローバルプレジデントを務めるトレイシー・デイビース(Tracey Davies)氏は次のように述べています。「Money20/20 Asiaは、世界のフィンテックリーダーが集まってビジネスを成長させる場です。銀行、決済会社、ベンチャーキャピタル会社、スタートアップ、規制当局、メディアプラットフォームの有力者たちが、このイベントに参加するためバンコクで一堂に会しているのを見て、とても興奮しました。このイベントで行われた対話、取引、世界的な発表は、アジアが世界的な成長の原動力として我々の業界にとっていかに重要であるかを示しました。この素晴らしいエコシステムを土台として、2025年もバンコクで開催予定のMoney20/20 Asiaがどのようなイベントになるのか、今から楽しみで仕方ありません」
ステージ上では、AI、国際決済、オープンバンキング、デジタル資産、中央銀行デジタル通貨(CDBC)、金融包摂が注目のトピックとなりました。タイ最大の商業銀行の1つであるKASIKORNBANKは、4月23日に開始されたMoney20/20 Asiaのプレス向けランチで、J.P. Morganとのパートナーシップ提携を発表しました。両社の共同イニシアチブであるProject Carinaは、分散型ブロックチェーンとWeb3のテクノロジーを活用して国際決済を変革し、処理時間を72時間からわずか5分へと大幅に短縮します。
アジア太平洋地域の主要な規制当局も、ステージ上でのディスカッションで中心的な役割を果たしました。189あるセッションのうち20セッションにアジアの規制当局やフィンテック企業および金融機関が関与し、最新のトレンドや規制テクノロジーの影響について話をしました。
マレーシア証券委員会のWong Huei Ching博士が主導したセッションでは、資本市場におけるマレーシアでのフィンテックの取り組みを取り上げ、イノベーションの促進と投資家保護の両立が主要テーマとなりました。
ウォン博士は次のように述べています。「マレーシアにはビジネスの機会があります。当社の14の原則は、マレーシアでのイノベーションに対するアプローチをまとめたものです。当社は、設立当初から協調の精神を大事にし、国民、国家、企業が生み出すシナジーの力を認識してきました。私たちは、単なる技術的進歩にコミットするだけでなく、テクノロジーを活用し、金融の民主化や社会的目標の推進などの目的を達成することに全力を尽くします」
AI時代において、セキュリティ、モバイルアイデンティティ、不正防止はこれまで以上に重要性が高まっており、このイベントを通じて複数のセッションで取り上げられました。
SHIELDの創立者であり、CEOを務めるジャスティン・リー(Justin Lie)氏は、「Trust Tech, Empower Lives: Redefining Financial Inclusion in the AI Age」と題したセッションで、デジタル時代の不正行為に立ち向かう上での信頼要素と多国間協力の重要性を強調しました。また、SHIELDは、Money20/20 Asiaと共に不正防止という目標を掲げたイベントTrust Summitを主催しました。
ジャスティン・リー氏は次のように述べています。「当社は15年以上にわたって不正行為と戦い、信頼の力が重要な要素であることを日々明らかにしてきましたが、私たちの使命が単なる不正防止にとどまらないことに気付くまでには長い時間がかかりました。当社は、不正行為と戦うという共通の目標を持つB2B企業のリーダーたちを団結させる仲介役としての役割を果たしています。これに気付いたことが、Trust Summit誕生のきっかけとなりました」
バンコクでの第1回の成功を受け、Money 20/20は2025年4月に再びQueen Sirikit National Convention Centerでこのイベントを開催することを正式に発表しました。Money 20/20 Asia 2025に興味がある方は、https://asia.money2020.com/#asia-2025-register-your-interestからご登録ください。