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INTEL SSD 750シリーズのインストールおよび利用案内

  • 2015-04-16 15:50
  • ACROFAN=權 容滿
  • yongman.kwon@acrofan.com
INTEL 750シリーズSSDの発売が市場に投げるメッセージは断然「高性能ストレージ·インターフェースの変化」だ。これまで大勢であったSATAの次が見え始めた。

既存のストレージ構成がストレージコントローラを中心に、ドライブが集まる構成だったら、NVMeを利用する750シリーズは、SSDが直接最適化されたインタフェースでシステムバスに付くようにするのが特徴である。この方法は、長所と短所の両方を持ってはいるのに、単一ドライブ単位で使用している場合が多いPCではパフォーマンスによるメリットの方が大きい。

もちろん、これらのストレージ·インターフェースの変化は、最新のシステムだけで対応を期待することができる。現在INTELのPCプラットフォームに基づいてX99、Z97チップセットを使用するマザーボードを中心にINTEL 750シリーズSSDのNVMeをサポートするファームウェアのアップデートが行われている。また、モバイルでもNVMeを使用するには、M.2インターフェイスのサポートが必要だが、モバイルプラットフォームは、実際に第5世代コアプロセッサに至ってもM.2インターフェイスにPCIe 2.0 x4程度が接続される現実的な問題がある。

高い性能を誇るINTEL 750シリーズSSDを適切に設定、使用するためにはプラットフォームの構成からPCIeレーンの配置、認識とインストールプロセスに至るまで、既存のSATA、SASベースのストレージとは多少異なる過程が必要である。しかし、INTELのNVMe使用ファミリは、エンタープライズ・クラスで見ることができ、非常にまれに、それを既存のPCやワークステーションで使用する事例も見られており、このような方法は、INTEL 750シリーズでもそのまま適用されたりする。

 
▲X、Zシリーズ·チップセットを使用するマザーボードは、実質的な必須条件。

INTEL 750シリーズSSDのインストールのためには、プロセッサとメインボードのチップセットを確認しなければならない。プロセッサはパフォーマンスのために少なくともPCIe 2.0コントローラを内蔵する必要があり、外部グラフィックスカードと一緒に使うためには、プロセッサからのPCIeレーン分割が可能なチップセットが必要である。このようないくつかの条件を満たしているチップセットは5、6シリーズのPシリーズ、6シリーズ以降のZシリーズ、X79とX99などが該当し、実質的には7シリーズ以降のZシリーズ、Xシリーズ·チップセットが最小限の条件を満足させる。

エントリー、メインストリームのシステムに主に使用されているH、Bシリーズ·チップセットのマザーボードの場合、最初からPCIe x4以上のスロットがグラフィックスカードのためのx16が一つくらいしかない場合が多く、グラフィックスカードかSSDかを置いて選択しなければならない状況が来る。また、これらのチップセットを用いたボードでx16スロットが2つある場合もあるが、これはPCH側のレーンをまとめて構成したもので、実際のPCIe 2.0 x4程度使用されたりして、これらのスロットに750を装着する場合、INTELのドライバからPCIe 2.0 x4の2GB/sではなく、x2の1GB/sに制限することもある。

PCH側のPCIeに高性能PCIe SSDを接続することが似合わない理由は、プロセッサとPCHとの間の接続バスであるDMIの帯域幅不足のためである。 DMI 2.0 5GT/sの実帯域幅は2GB/sに及ばないレベルであるが、これを既存のSATAコントローラとネットワーク、サウンド、USB、予備のPCIeなどが一緒に使用することになる。昔6、7シリーズチップセットのSATA3ポートが2つしか提供していたのも同じ理由で、機能が拡張され、このバス幅活用にも限界が来て、次期プラットフォームでは、DMI 3.0に拡張される予定である。

 
▲曖昧な組み合わせのX79とi7-3820でPCIe 3.0は、一旦使うことはできる。

PCIe 3.0を使用することができるプロセッサとマザーボードの組み合わせでに、この規格の転換期にあった製品間の組み合わせが微妙になる場合もある。第2世代と第3世代コアプロセッサの場合同じソケットを使用するが、ソケットに対応するチップセットは6シリーズと7シリーズの二種類で、第2世代コアプロセッサは、PCIe 2.0を、第3世代コアプロセッサは3.0をサポートする。第3世代コアプロセッサと6シリーズチップセットを組み合わせる場合は、サポートするかどうかが曖昧になるが、これはボードメーカーやモデルによって異なることもある。

また、曖昧な組み合わせがPCIe 3.0サポートのX79マザーボードとコアi7-3800、3900シリーズプロセッサの組合せである。 X79マザーボードは、コアi7-4800、4900シリーズとの組み合わせ時にはPCIe 3.0を正式サポートするが、i7-3800、3900シリーズでは2.0まで公式サポートするからである。しかし、実際にコアi7-3800、3900シリーズのPCIeコントローラは、PCIe 3.0を公式の保証ではないが規格上サポートして、実際のこの組み合わせのシステムでINTEL 750シリーズはPCIe 3.0 x4で接続、2GB/s以上の性能を記録した。

一方、Zシリーズチップセットとコアプロセッサを組み合わせた場合は、プロセッサの16個のPCIeレーンを外付けグラフィックスカードと750が8レーンずつ分けて持つようになって、グラフィックスカードは、PCIe 3.0 x8接続で構成される。実際にはこれはSLI、クロスファイアの接続時にも表示され、フラッグシップ級のカードがなければ、現在までの接続方法によるパフォーマンスの低下は大きくないことが知られている。また、PCIeに接続されたグラフィックスカードに負荷が大きくかかる場合、ストレージとグラフィックス性能の両方をテスト状態よりも多少の低下が発生する可能性もある。

 
▲INTEL 750は使用したマザーボードでPATAの何かで確認された。

 
▲他のストレージコントローラもなく750シングル装着で、Windows 8.1のインストールが可能。

PCIeカード方式のSSDはSATA方式とは異なり、カードの中に独自のストレージコントローラを内蔵する必要があり、おかげでSATAポートに接続しているSSDとは設定と使用方法も違ってくる。これは、既存のRAIDコントローラを別々に使用したユーザーであれば、既によく知られている状況でもある。おかげで、PCIeバスに接続された750のストレージ容量は、マザーボードのBIOSのSATA項目などで見つけることができず、ブートエントリの設定時には最初から別のインターフェイスとコントローラの形で認識される。

そして、この時メインボードのBIOSがNVMeをサポートする場合、通常のデバイス名を確認することができるが、そうではない場合には、多少不慣れな形で表示されることができる。実際のテストに使ったASUS P9X79 Proでは、このINTEL 750がモデル名不明のPATAデバイスとして認識される。起動デバイスの選択は、これを基準にすればよい。また、UEFI方法でWindowsをインストールすると、ブートローダーは、モデル名まで正常に登場することを見せたりする。

最新のWindowsの場合UEFIのインストールが推奨されるが、このときUEFIブートのためのCSMの設定は、詳細設定まで、従来の方式よりもUEFIを優先的に設定する。そしてインストールのために作成されたUSBやディスクメディアを起動順序でキャッチするとき、これをUEFIモードでロードすることを選択すれば良いが、見分け方は、デバイスモデルの前にUEFIフレーズがあることを確認すれば良い。Windowsのセットアップ後は、ウィンドウのブートマネージャを優先にすると、ブートドライブに無難に活用することができる。既存のドライブとのトラブルが心配な場合は、この段階でSATAコントローラをしばらくオフにすれば良い。

 
▲デバイスドライバと管理ツールは、エンタープライズ・クラスと共有する。

オペレーティングシステムのインストールにおいて別の難関は、インストールの過程でのストレージの認識である。既存のSATAストレージは主コントローラのための標準的なドライバが内蔵されており、大きく気にする必要はないが、NVMeは比較的最新の規約でWindows 7などでは、標準のドライバが内蔵されていない。外部コントローラを使用したユーザーであれば会って見た状況であり、これに合わせてNVMeドライバをオペレーティングシステムのインストールする前に手に入れておけば無事に越えることができる。

一方、Windows 8.1ではNVMe標準ドライバが内蔵されており、インストールに問題がない。しかし、Windows 8.1でNVMe標準ドライバを使用してインストールを完了した場合でも、自分のパフォーマンスを出すためにはINTELが提供するNVMeフィルタドライバをインストールすることを推奨する。このドライバは、既存のINTELのRAID/SATAコントローラでRSTドライバをインストールするのと同じもので、このドライバをインストールしない場合750の性能が半分も出てこない場合もある。

また、NVMeストレージがまだ初期で既存のATA規格ベースのユーティリティではこのストレージに関する情報を適切に確認することができない。これはINTELのSSD管理ツールであるSSDツールボックスにも同様であり、この製品は、INTELのエンタープライズ・クラス用管理ツールでサポートされている。そして、この管理ツールを使用するには、INTELのNVMeドライバを使う必要があったもので、標準ドライバではINTELのSSDの管理情報にアクセスすることができないからでもある。