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Zayed Award for Human Fraternityの2021年受賞者に国連事務総長とモロッコ系フランス人活動家

  • 2021-02-04 18:00
  • ACROFAN=PRNasia
  • hkcs@prnasia.com

アブダビ(アラブ首長国連邦)2021年2月4日 


*ローマ教皇とアルアズハルのグランドイマームがInternational Day of Human Fraternity


にバーチャル式典で共同授与


*式典は2月4日GST(湾岸標準時)(GST)午後5:30、GMT(世界標準時)午後1:30にwww.zayedaward.org でストリーム配信


 

Zayed Award for Human Fraternity(人類の友愛ザイド賞、ZAHF)は3日、国連のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長とモロッコ系フランス人活動家ラティファ・イブン・ジアテン(Latifa Ibn Ziaten)さんの2人を2021年の受賞者と公式に発表した。


ZAHFの初年度授賞式はGST)4日夕午後5:30、アブダビで創設者の記念碑を背景にしたバーチャル式典で開催され、ウェブサイトからストリーム配信される。


アブダビで2019年、Document on Human Fraternity(人類の友愛に関する文書)の署名から生まれ、アラブ首長国連邦(UAE)の創建者故シェイクザイド(Sheikh Zayed)が説いた人道的価値観に沿ったこの世界的な賞は、平和的共存の条件の促進に献身する個人を表彰する。


この歴史的会合をたたえ、最初のZAHF名誉受賞者は文書の共同署名者アルアズハルのグランドイマームであるアハメド・アルタエブ(Dr Ahmed Al-Tayeb)師とカトリック教会教主であるローマ教皇フランシスコ(His Holiness Pope Francis)だった。


2017年以来の国連事務総長として、アントニオ・グテレス氏は世界の平和と安全保障に関連する諸問題に取り組む献身的な任務に従事してきた。在任中に先導した影響力のある重要イニシアチブにはヘイトスピーチと暴力への対抗、国連平和維持活動の近代化、170の加盟・オブザーバー国から留意表明を受けたCOVID-19流行中の世界的停戦の呼び掛けなどがある。


2021年受賞者のラティファ・イブン・ジアテンさんは2012年にテロリストの襲撃で息子のイマド(Imad)を失った個人的悲劇の後、拡大する宗教的過激主義に反対する意識の啓発に献身する母親でモロッコ系フランス人活動家である。彼女はそれ以来、フランス内外で若年者の過激化を防ぐため家族や社会に働き掛け、平和、対話、相互尊重のメッセージを広げている著名な市民社会活動家になった。


グテレス氏は4日の受賞に先立ち、次のように語った:


「謙虚にかつ深い感謝とともに、Zayed Award for Human Fraternityの受賞を光栄に思う。これは、国連が平和と人間の尊厳を促進するためにいつも、どこでもやっている活動に対する表彰でもあると思っている」


「われわれは多難な時に生きている。脅威は世界のいろんな所で疫病大流行、気候、戦争と紛争からやってくる。だから、平和と友愛を促進し、憎悪を克服して確実に人間の連帯が直面する闘いに勝利するのに必要な団結を促進するために、人類を団結と対話で一体にさせる教皇とアルアズハルのグランドイマームの大きな指導力を知るのは素晴らしい」


ラティファさんは受賞に先立って、次のように述べた:


「対話、相互尊重、平和的共存を通じて過激主義に対応することへの私や他の多くの人々の日々の取り組みがZayed Award for Human Fraternityに認められるのは大変光栄だが、恐縮してもいる。最も大事なのは、こうした取り組みを続ける必要性についてもっと多くの人々の認識を高めることにこの賞が役立つことで、そう希望する」


「フランスと欧州の情勢は、非常に多くの若年者の心に悪影響を与える排除と疎外の感覚のせいで、しばしば多くの課題を提起してきた。とはいえ、前進を感じており、われわれは若年者の過激化を防ぎ、より開放的な対話と擁護活動の機会をどのように生み出せるかを理解するために、家庭や社会との協力を続け、協力と相互尊重を例外ではなく標準にしたい」


Higher Committee of Human Fraternity(人類の友愛高級委員会)事務局長でDocument on Human Fraternityの共同起草者のMohamed Abdelsalam判事は4日の式典に先立ち、次のように述べた:


「国連のトップとして、グテレス氏は人間の人間に対する暴力と自然に対する冒とくを終わらせることを目指す多くの単独と共同のイニシアチブを開始する責務を担ってきた。この役割への彼のコミットメントと献身は、彼がDocument on Human Fraternityが訴える手法と価値観を真に支持していることを示している」


「ラティファ・イブン・ジアテンさんを2021年の受賞者と認めるに際し、このような痛ましい個人的悲しみから生まれた境遇がいかにして彼女の息子や他のすべてのテロ暴力の犠牲者に対するふさわしい捧げものに変わってきたかを理解するのはほろ苦いことだ。暴力を終わらせる方法として人類の友愛の価値を訴えるラティファさんの大きな業績は、真に人を勇気付ける」


「この独立した世界的な賞は、われわれすべてに寛大で包摂的で平和な世界の創造にそれぞれの役割を果たすよう鼓舞する人々を励まし、たたえるために考え出された。2021年の両受賞者の業績と影響を検討すると、いずれも次世代の世界の指導者や同様に崇高な平和の追求に取り組むすべての人々の模範であることは明白である」


「グテレス氏とラティファさんを2019年に受賞したグランドイマームと教皇フランシスコの後に第1回のZayed Award for Human Fraternity受賞者とすることは、平和を愛するすべての人々に対する賛辞であり、この道を続けるよう人類に促すものである」


「Higher Committee for Human Fraternityは委員会とそのプロジェクトを後援する人類の友愛の支援者であるムハンマド・ビン・ザイド・ナハヤン皇太子の誠実な支援と保護により、Document on Human Fraternityの目標達成への取り組みを続け、賞が完全な独立性と公正さで人類の友愛の達成への道を確かに続けるよう献身する。これはメッセージの真剣さと目標の重要性を示している」


2人の受賞者がローマ教皇フランシスコとアルアズハルのグランドイマームのアハメド・アルタエブ師(博士)から「人類の友愛ザイド賞」を受賞するのを視聴するには、視聴者は、www.zayedaward.org にアクセス可能である。30分間の放送は、4日(木曜)夕、GST17:30-18:00/ GMT13:30-14:00/ EST 08:30-09:00に放映される。


2月4日の授賞式は、2020年12月に国連総会決議で採択された初のInternational Day of Human Fraternity(人類友愛国際デー)とも一致する。この日はいまや、世界中で平和、調和、異文化間の対話を促進する人々の意識を高め、その努力を認識することに捧げられた公式の日である。 この日付は、2019年のDocument on Human Fraternity署名の日と一致するように選定された。


今年の賞は、世界中からの候補者が、Higher Committee for Human Fraternity(HCHF)が組織し、国際的な専門家で構成される独立の審査委員会によって選定された初めてのケースである。


今年のZayed Award for Human Fraternityのための2021年審査委員会は以下の通り。


モハメド・アブデルサラム(Mohamed Abdelsalam)判事、HCHF事務局長


アダマ・ディエン(Adama Dieng)、元国連ジェノサイド予防特別顧問


ミカエル・ジャン(Rt. Hon. Michaelle Jean)、第27代カナダ総督兼最高司令官


モハマッド・ユスフ・カラ(H.E. Muhammad Jusuf Kalla)、元インドネシア共和国副大統領


ドミニク・マンベルティ枢機卿(Cardinal Dominique Mamberti)、教皇庁使徒座署名院最高裁長官


カトリーヌ・サンバ=パンザ(H.E. Catherine Samba-Panza)、元中央アフリカ共和国大統領


2022年のノミネート手続きは2021年5月に開始、2021年10月に終了する。指名(推薦)者の資格を有するかどうかの確認や来年の賞の候補者の指名については、www.zayedaward.org を参照。


▽ZAHFについて


Zayed Award for Human Fraternity(ZAHF、人類の友愛ザイド賞)は、取り組みを通じて人類の友愛への生涯にわたるコミットメントを体現しているあらゆる場所の人々を称えることにより、アラブ首長国連邦の創立者の遺産を称賛することを目的としている。賞はHigher Committee for Human Fraternityによって授与され、賞には100万ドルの賞金が含まれている。この賞は、2019年2月、カトリック教会の長であるフランシスコ教皇とアルアズハルのグランドイマームであるアハメド・アルタエブ博士が歴史的なDocument of Human Fraternityに共同署名したアブダビでの歴史的会合を記念して創設された。フランシスコ教皇とグランドイマーム・アルタエブ師はZayed Award for Human Fraternityの最初の名誉共同受賞者だった。


▽HCHFについて


2019年に創設されたHigher Committee for Human Fraternity(HCHF、人類の友愛高級委員会)は、平和共存の精神で世界中の人々を共に結びつけることにより、Document for Human Fraternity(人類の友愛に関する文書)の願望を達成することに専念する独立の委員会である。委員会は国際的な宗教指導者、学者、文化指導者の多様なグループで構成されている。


Video - https://mma.prnasia.com/media2/1432391/Zayed_Award_for_Human_Fraternity_Trophy.mp4 


Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1432389/antonio_guterres.jpg?p=medium600


Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1432390/latifa_ibn_ziaten.jpg?p=medium600


 


Antonio Guterres
Antonio Guterres

 


Latifa Ibn Ziaten
Latifa Ibn Ziaten