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モルガン・スタンレー「サステナブル・シグナル:資産保有者は持続可能性を投資の未来の中核と認識」

  • 2020-05-29 01:01
  • ACROFAN=Business Wire
  • info@businesswire.com
  • 機関投資家調査によれば、資産保有者はますますサステナブル投資を取り入れており、2017年の70%から増加して既に80%がESG要因を投資プロセスに組み込む
  • 急速な勢いと広範な採用の一方、評価とデータには課題が残る

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- モルガン・スタンレー・サステナブル投資研究所モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントが本日発表した新しい調査によれば、世界の資産保有者の多くはESG要因を積極的に投資プロセスに組み込んでいます。この新しい調査は、110の公的年金および企業年金、基金、財団、政府系ファンド、保険会社、その他の世界の大手資産保有者を対象に行われました。その92%は総保有資産高が10億ドルを超えています。この調査により、サステナブル投資の動向、動機、課題、実践アプローチに関する情報が収集されました。この調査は、個人投資家、資産保有者、投資運用会社に焦点を当てた一連の「サステナブル・シグナル」調査を通して過去6年間のサステナブル投資の動向を追跡してきた同研究所の広範な調査をベースとして行われました。



モルガン・スタンレー・サステナブル投資研究所の最高持続可能性責任者兼最高経営責任者(CEO)のオードリー・チョイは、次のように述べています。「この調査結果は、サステナブル投資が必須のものになっていることを示す新たな証拠です。今年の調査では、持続可能性の統合を推進する主要な動機としてリターンの可能性を挙げる資産保有者が増えており、多くの資産保有者は、正式な持続可能性アプローチを持つ運用会社にのみ資産を割り当てる未来を想定しています。」


モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント副会長のテッド・エリオポロスは、次のように述べています。「調査対象となった投資家の多くは、ESGに沿った慣行を実施する企業の方が長期的な投資に適していると考えていますが、ESG基準に基づいて投資先を評価するためには、より適切な報告とデータが必要であると引き続き考えています。投資運用会社は、投資が持続可能性目標にどの程度沿っているかを評価するツールをクライアントが実装する際の支援で重要な役割を果たすことができます。」


調査対象の投資家の10人中8人近く(78%)が、サステナブル投資がリスク抑制戦略であると考えています。また、すでにサステナブル投資を実践している資産保有者は、評判とステークホルダー・エンゲージメントにおける明確な利点を認識しています。


モルガン・スタンレーのグローバル・サステナブル・ファイナンス部門責任者のマシュー・スロビクは、次のように述べています。「サステナブル投資は、近年大いに勢いを増し、今では主流になっています。この調査の目的は、資産保有者がこれらの検討事項を統合する様子を時間を追って追跡することです。サステナブル投資に対する欲求が急速に高まる中、持続可能性の評価と採用の推進において、テクノロジーおよびサードパーティーの投資運用会社が重要な役割を果たすと考えています。」


調査の結果は、サステナブル投資全体での成長の高まりを反映するいくつかの動向を特定しています。主な調査結果は次のとおりです。


  • 資産保有者は、ますますサステナブル投資を受け入れるようになっています。
    • 採用は2017年の70%から2019年には80%に増加。
    • 回答者のさらに15%がサステナブル投資の採用を積極的に検討。
    • 10人中6人近く(57%)が、ESGに対する正式なアプローチを有する投資運用会社にのみ資産を割り当てる時代を想定。
  • 資産保有者は、持続可能性を評価するための優れたツールとデータを求めています。
    • 資産保有者はポートフォリオのインパクトを評価して報告したいと考えているが、3分の1(31%)近くはESG目標に照らして投資を評価するための手段を十分に持っていない。
    • 86%は、投資運用会社がESGの報告と教育において重要な役割を果たすことができると考えている。
  • テーマ型投資やインパクト投資を行う資産保有者のうち88%が環境テーマへの対応を目指しています。
    • 対応を目指す主要な環境問題は、気候変動、水関連技術、プラスチック廃棄物、循環経済。
    • 社会問題については、ジェンダー多様性と教育が最優先事項。
  • ESGの統合は、今もサステナブル投資への最も一般的なアプローチです。
    • 投資家は、すべてのアプローチにおいて、上場株式(78%)と債券(69%)で最も質の高いサステナブル投資戦略を行っている。
    • 債券に資産を割り当てているサステナブル投資家の45%は、グリーン・ボンド、サステナビリティ・ボンドやそのファンドに積極的に投資。

詳細については、「サステナブル・シグナル:資産保有者は持続可能性を投資の未来の中核と認識」をご覧ください。


モルガン・スタンレー・サステナブル投資研究所について
モルガン・スタンレー・サステナブル投資研究所は、環境と社会にプラスの影響をもたらしつつ競争力のある金融利益をもたらすことを目指すスケーラブルな金融ソリューションを構築しています。当研究所は、資本を最大化してより持続可能な未来を創造する上で役立つ革新的な金融商品、思慮深い洞察、能力開発プログラムを作成しています。モルガン・スタンレー・サステナブル投資研究所の詳細情報については、www.morganstanley.com/sustainableinvestingをご覧ください。


モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントについて
モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント(MSIM)は、その投資顧問関連会社と共に、世界に700人以上の投資専門家を擁し、2020年3月31日現在、5840億ドルの資産を運用または管理しています。MSIMは、卓越した長期投資パフォーマンス、サービス、総合的な投資運用ソリューションを、政府、機関、企業、個人を含む世界の多様な顧客基盤に提供できるよう努力しています。モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントの詳細情報については、www.morganstanley.com/imをご覧ください。


モルガン・スタンレーについて
モルガン・スタンレー(NYSE:MS)は、世界的な大手金融サービス会社であり、投資銀行、証券、ウェルス・マネジメント、投資運用サービスを提供しています。当社は41カ国以上にオフィスを構え、従業員は、企業、政府、機関、個人を含む世界のクライアントにサービスを提供しています。モルガン・スタンレーの詳細情報については、www.morganstanley.comをご覧ください。


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