ハナ金融11号仕様との合併・上場を推進しているカイノスメドは28日、中国の製薬会社であるチヤンスーアイディア(Jiangsu Aidea Pharmaceuticals)に技術移転したエイズ治療薬(KM-023)の中国臨床3相が順調に進め、今年の上半期の最後の患者への投与を控えていると明らかにした。
カイノスメドは国内で臨床第1相を終えたKM-023を2014年に中国のチヤンスーアイディアに技術移転した。これに中国食品医薬品安全処(CFDA)は高価な治療費のため治療を放棄する患者数が増えているという点を勘案し、2017年KM-023を優先審査の対象(Fast track review)に指定した。以降の臨床第1相の結果を分析した結果、治療剤としての優れた効能を認め臨床2a相を簡単に進行した。
現在KM-023の中国内版権は技術移転を受けたチヤンスーアイディアが、グローバルにな販売権はカイノスメドが保有している。カイノスメドは2017年のチヤンスーアイディアからマイルストーン(技術料)170万ドルを全額受けており、今後単一複合製剤売上高の2%をロイヤリティとして受けることになる。