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富士通とUpstream Security、コネクテッドカーのセキュリティ分野で協業を開始

  • 2020-01-17 18:00
  • ACROFAN=Bora Kim
  • bora.kim@acrofan.com
富士通株式会社(以下、富士通)と、コネクテッドカー向けセキュリティ技術を保有するイスラエルのUpstream Security Ltd.(アップストリームセキュリティ、以下、Upstream Security)はこのたび、コネクテッドカーのセキュリティ分野で協業することに合意した。本協業のもと、両社はコネクテッドカーのためのセキュリティオペレーションセンター(Vehicle Security Operation Center)向けのソリューションを共同で開発していく。

近年、コネクテッドカーの増加により、これらの車両や関連機器に対するサイバー攻撃のリスクが高まっている。また、コネクテッドカーのサイバーセキュリティにおける義務化や標準化については、国際連合の自動車基準調和世界フォーラムをはじめとして国内外で議論されている。自動車メーカーや車両を管理する事業者は、車両との間でやり取りされるデータの改ざんや車両制御アプリケーションの脆弱性を悪用した不正開錠等へ対処する必要が出てきており、そのオペレーションをサポートするソリューションが求められている。

Upstream Securityの持つクラウドベースの自動車用サイバーセキュリティソリューション「Upstream C4」は、業界初の自動車向けセキュリティ脅威情報を配信する「AutoThreat(TM) Intelligence」により、コネクテッドカーや関連するサービスをサイバーセキュリティの脅威から守ることができる。このソリューションを富士通のICT-セキュリティオペレーションセンターに関する技術やビッグデータ処理技術と統合していく。それにより両社は、コネクテッドカー向けに、車両側のみならずセンター側の脅威を検知するセキュリティソリューションを開発し、2020年中に日本、北米、欧州の自動車メーカーおよび交通事業者向けに展開する予定だ。