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フォレストシティのFeathers of the Seaが初のアジア都市景観賞・審査員賞を受賞

  • 2019-12-09 16:31
  • ACROFAN=PRNasia
  • hkcs@prnasia.com

【ジョホールバル(マレーシア)2019年12月9日PR Newswire=共同通信JBN】


*同賞受賞はフォレストシティのグリーンで持続可能な開発コンセプトに対する国際的な評価を実証する


2019年11月29日、2019年アジア都市景観賞(Asian Townscape Awards)の授賞式と同賞の10周年式典が日本・福岡の九州大学で行われた。約300人の政府当局者、企業幹部、およびアジア全体の学術機関の代表者がこの国際会議および祝賀イベントに参加した。「Themed Resilient Urban Landscapes That Adapt to Climate Change(気候変動に適応するテーマ別のレジリエントな都市景観)」というこのイベントは、都市化の過程にあるアジア諸国での生活環境の継続的な改善と強化に焦点を当てた。なかでも、Country Garden Holdings Company Limited(「Country Garden」、2007.HK)が開発したスマートシティープロジェクトであるフォレストシティ(Forest City)は、グリーンで環境に優しい建築設計、持続可能な開発の設計・計画コンセプト、スマートシティーの徹底的な計画、生態環境を保護するための包括的な対策を含む国際ビジネス複合施設「Feathers of the Sea」でアジア都市景観賞・審査員賞を受賞した。今年同賞を受賞した複合施設は「Feathers of the Sea」だけだった。またCountry Garden Forest Cityが同イベントに参加したこと、そしてこの国際的な賞を受賞したのも初めてである。さらに、この複合施設は、アジア景観デザイン学会(Asia Townscape Design Society)からAsian Townscape Design Award(アジア都市景観デザイン賞)のInnovative Design Award(革新的デザイン賞)を受賞した。


左はアジア都市景観デザイン賞の革新的デザイン賞、右はアジア都市景観賞・審査員賞
左はアジア都市景観デザイン賞の革新的デザイン賞、右はアジア都市景観賞・審査員賞

国連人間居住計画(国連ハビタット)アジア太平洋地域本部長の是澤優氏は、「Smart and Inclusive City(スマートで包括的な都市)」と題する基調講演で、技術革命が人々のつながり、ビジネスの遂行、サービスの提供、都市での居住の方法を変えつつあると指摘した。技術の進歩は都市のリーダーたちに都市の課題に対処する多くの機会を提供し、彼らが情報に基づいた意思決定を効果的に行うことに役立つ。「Smart City(スマートシティー)」はもはや単なる概念ではない。アジア都市景観賞の審査団によると、フォレストシティは、マレーシア南部の発展を促進するために設計された国際的な共同プロジェクトであり、その国際的なビジネスコンプレックスである「Feathers of the Sea」は建築デザインに関し独自の思考方法を示すだけでなく、湿地公園の建設と海草回復計画の開発を通じ、沿岸地域の脆弱な生態環境を改善する。この複合施設は、環境的および社会的側面の観点から生物多様性を保護するのに役立ち、他の国々での将来の建物建設の良い例となる。


Country Garden海外部副ゼネラルマネジャーであるワン・ジーイン氏は講演で、将来を見越して技術を採用することにより土地の有効利用と持続可能な開発の計画につい長期的に考える最良の方法は検討に値するトピックであると述べた。フォレストシティは、持続可能で回復力のある開発の原則に基づいて、環境に責任のある視点があらゆる側面に含まれることを確実にすることにより、このトピックを探求する革新的なアプローチを採用してきた。この賞の獲得は、フォレストシティのグリーンで持続可能な開発コンセプトに対する重要な認証を示している。


アジア都市景観賞は2010年に、国連人間居住計画アジア太平洋地域本部、Asian Habitat Society(アジアハビタット協会)、福岡アジア都市研究所、アジア景観デザイン学会により共同で創設された。毎年開催されるこの賞は、持続可能な町並みの建設に重要な貢献を行うプロジェクトや活動をたたえることを目的としている。


2019 年アジア都市景観賞・受賞者の集合写真
2019 年アジア都市景観賞・受賞者の集合写真

賞を受賞したすべてのプロジェクトは、最初に予備審査を経て選ばれ、次にそれらが所在する国の関連機関によりレビューが行われ、最終的なレビューと選出のために提出される。この賞が提供された10年間に、中国、インド、インドネシア、日本、ミャンマー、ネパール、シンガポール、韓国、タイ、ベトナムからの107のプロジェクトがアジア都市景観賞を受賞した。その中の11カ国、アフガニスタン、バングラデシュ、中国、インド、日本、マレーシア、スリランカ、パキスタン、フィリピン、韓国、ベトナムからの16のプロジェクトがアジア都市景観賞・審査員賞を受賞した。


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