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ミュージカル「マディソン郡の橋」制作発表会

  • 2018-07-29 23:40
  • ACROFAN=Bora Kim
  • bora.kim@acrofan.com
SBSが主催しShownoteとLotte Cultureworksが共同制作するミュージカル「マディソン郡の橋」が7月23日午後、ソウル市清潭洞に位置したドレスガーデンで製作発表会を開催した。

ミュージカル「マディソン郡の橋」は米国アイオワ州のある田舎の村で平凡な生活を送っていたイタリア出身の移民者「フランチェスカ(Franziska)」と写真撮影のために町に来たナショナルジオグラフィックの写真家「ロバート・キンケイド(Robert Kincaid)」の叶えられなくて切ない愛を描いた作品である。出版と同時に全世界の読者をひきつけた小説「マディソン郡の橋」はハリウッド最高の俳優クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)とメリル・ストリープ(Meryl Streep)の好演を通じて愛を覚える映画としてその感動を継続している。ブロードウェイと同様にミュージカルでは「フランチェスカ」と「ロバート」の年齢及び感情の両方を原作小説の設定をより忠実に追って目を引く。

美しいラブストーリーの象徴である作品の二人の主人公「フランチェスカ」と「ロバート」の役にはそれぞれキム・ソニョンとチャ・ジヨン、パク・ウンテとガンタが確定された。豊かな歌唱力と繊細な演技で観客の共感を引き出すキム・ソニョン、色んなキャラクターを行き来しながら独歩的な存在感を発揮するチャ・ジヨン、初演当時にも安定した演技と優れた歌の実力を見せてくれたパク・ウンテ、繊細な感性ボーカルで初めてミュージカルに挑戦したガンタまで、主演俳優のキャスティングに期待感を集めている。

それだけでなく「フランチェスカ」の夫「バド」役に様々な作品で安定感のある演技を見せてくれたファン・マンイクとミュージカル作品の甘草役割をたっぷり見せたジョン・ウィウクがダブルキャスティングされて劇の中心を支える予定だ。シーンスティラーで愛される「フランチェスカ」の親しい隣の夫婦の「チャーリー」と「マージ」役にはそれぞれキム・ミンス、ヒョクジュとリュ・スハがキャスティングされた。原作とは異なりミュージカルで新たに創造されたキャラクターである「ロバート」の前妻「マリアン」と「フランチェスカ」の姉「キアラ」の役にはユリアとジョン・ガフイがキャスティングされ、初演から「フランチェスカ」の息子の「マイケル」と娘の「キャロライン」で活躍していたキム・ヒョンジンとソン・ヨンミが再び役割を担う。

製作発表会では主助演俳優たちのハイライト試演が行われた。「フランチェスカ」役を務めるキム・ソニョンの1幕プロローグ「To Build A Home」をはじめ、チャ・ジヨンの「Whay Do You Call A Man Like That?」、チャ・ジヨンとガンタの「Wondering」が続いた。「マリアン」役を務めたユリアとジョン・ガフイの「Another Life」、ラジオ歌手のヒョクジュが繰り広げる「Get Closer」の試演の後は4人の主演俳優が「Falling Into You」、「Before And After You」、「A Million Miles」を披露した。「バド」役にダブルキャスティングされたファン・マンイク、ジョン・ウィウクと「チャーリー」役のキム・ミンスの「When I Gone」が続き、最後に「ロバート」役のパク・ウンテが「It All Fades Away」を試演しながら仕上げられた。

 
▲ミュージカル「マディソン郡の橋」の製作発表会が開催された。

 
▲チャ・ジヨン俳優とガンタ俳優が「Wondering」ナンバーを披露した。

 
▲「マリアン」役を務めたユリア俳優とジョン・ガフイ俳優が「Another Life」ナンバーを披露した。

 
▲キム・ソニョン俳優とパク・ウンテ俳優が「Before And After You」、「A Million Miles」ナンバーを披露した。

試演が終わった後、フォトタイムと主助演俳優及びプロデューサーの作品への思いを聞いてみる時間を持った。
今回ミュージカル「マディソン郡の橋」のプロデュースを務めたソン・ハンセムプロデューサーは「最近世の中が冷酷だが私たちの中の感情と情熱に対した話をこの作品が扱ってほしい。」と言って、「『フランチェスカ』と家族、ある日やってくる『ロバート』との出会いなどの小さな衝撃で自分の中で忘れていた情熱などを発見してコミュニケーションすることができたらいいと思う。」と作品への思いを述べた。

ミュージカルに初挑戦したガンタ俳優は「20年間音楽をして来て、音楽が与える力は凄いと思う。このミュージカルの音楽ナンバーは人間界ではなく神界に触れていると思う。」と言って、「『ロバート』役は誰でもやってみたい役割であり、うまくやっていきたい情熱があって選択することになった。」と述べた。

キム・ソニョン俳優は「昔、原作小説を読んで映画を見ながらたくさん泣いた。この話がバラエティだとか派手ではないが、人と人との間の感情が繊細で強く迫ってきて忘れられなかった。」と言って、「ミュージカルになるという話を聞いて本当に嬉しかったし合流することができてすごく楽しく参加している。小説と映画の記憶が蘇る感じだ。」と述べた。

チャ・ジヨン俳優は「今まで内容が激しく最大化されているエネルギーの劇をしてきたが、この作品はそのエネルギーが穏やかな湖の下にあり、そのような静けさが癒しを与える作品だと思う」と言って、「この作品がどのように良いかについて毎日感じており、良い先輩と俳優陣と一緒にすることができて非常に大きな光栄だと思う。多くの応援とこの暖かさを感じていただきたい。」と述べた。

主演者の中で唯一再演をすることになったパク・ウンテ俳優は再びするようになった理由について「舞台で公演をしながら今までこんなに幸せに参加した作品がなかったと思ったので再演を選択した。他の俳優にもこの作品を通じて幸せになれると伝えた。」と言って、「初演当時に癒されるという感じをたくさん受けたので今回もまた癒しを感じたい。」と伝えた。

一方、ミュージカル「マディソン郡の橋」は7月26日と27日に3次チケットオープンを控えており、8月11日(日)から10月18日(日)までシャルロッテシアターで公演される。

 
▲「フランチェスカ・ジョンソン」役を務めたキム・ソニョン俳優とチャ・ジヨン俳優

 
▲「ロバート・キンケイド」役を引き受けたガンタ俳優とパク・ウンテ俳優

 
▲主・助演俳優たちが成功的な開演を願ってフォトタイムを持った。