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キユーピー、食品ロス削減に向け賞味期限の年月表示を開始

  • 2018-06-11 17:33
  • ACROFAN=金 炯根
  • hyungkeun.kim@acrofan.com
キユーピーは、市販用介護食「やさしい献立」シリーズ57品目のうちレトルトパウチ商品47品目(賞味期間18ヵ月または12ヵ月の商品)について、賞味期限を「年月日表示」から「年月表示」へ変更します。併せて、同品目の賞味期間を延長します。

キユーピーは、重要な社会的課題である食品ロス削減に向けて取り組んでいます。

今回は、キユーピーとして初めて「年月表示」を実施します。対象となる「やさしい献立」シリーズは品目数が多く賞味期間が比較的長いことから、年月表示による流通から店頭までのオペレーションの簡素化が期待できます。また、同時に賞味期間を延長することにより、返品や廃棄の削減への寄与を狙います。

■賞味期限 年月表示例

賞味期限を年月で表し、年月の後ろに製造日ロット記号を記載します。

2015年9月の国連サミットで「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。開発目標の1つには「持続可能な消費と生産」が含まれていて、食品ロス削減が国際課題としても注目されていることが分かります。キユーピーも2018年にSDGsを参考に5つの「CSRの重点課題」を設定し、「資源の有効活用と持続可能な調達」に取り組むことを明記しました。

日本国内で食べられるにも関わらず廃棄されてしまう「食品ロス」は、年間約646万トン(※)と推計されています(※平成27年度 農林水産省、環境省推計)。

キユーピーは、持続可能な社会の実現にこれからも取り組んでいきます。