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マクニカネットワークス、Braveridgeに実運用サービス向けLoRaWANネットワーク環境を提供

  • 2018-06-05 13:15
  • ACROFAN=金 炯根
  • hyungkeun.kim@acrofan.com
ネットワーク機器やセキュリティ対策ソリューションを提供するマクニカネットワークス株式会社(以下、マクニカネットワークス、本社:神奈川県横浜市港北区新横浜 1-5-5、代表取締役社長:池田 遵)は、株式会社Braveridge(ブレイブリッジ、以下、Braveridge、本社:福岡県福岡市西区周船寺 3-27-2、代表取締役社長:吉田 剛)へ、仏国Actility S.A(アクティリティ、以下、Actility 社)が提供するLoRaWAN(TM)ネットワークサーバの実運用サービス向け環境を提供いたしました。

IoT無線の技術LoRaWAN(TM)は、サブギガ(日本では920MHz)帯の免許不要な周波数帯を利用しているため、サービス提供者が任意の場所でいつでもインフラを構築できる新しい無線通信規格であり、既に世界中で100以上の国と地域でサービスが提供されています。従来の無線技術と比較して省電力で広範囲をカバーするため、電源の確保が難しい場所や従来の無線では電波が届きにくい場所でも利用することができます。現在、日本国内においてはLoRaWAN(TM)を活用した実証実験が各地で活発に取り組まれています。

Braveridgeは、LoRaなどの無線通信技術を軸に豊富な製品企画開発力を発揮し、IoTデバイスの開発から量産までを、日本国内での生産にこだわる企業です。Actility社が提供するLoRaWAN(TM)ネットワークサーバを商用サービスに用いることで、IoTデバイスからアプリケーションまでワンストップで提供されます。

同社では、LoRaWAN(TM)ネットワークサーバを活用し、福岡県 糸島市、および公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団と連携して、糸島市をフィールドとしたLoRaWAN(TM)ネットワーク実証実験の環境整備を行い、市内産業のIoT活用や公共サービスの増進を図る取り組みを行っています。今春以降、糸島市全域をカバーするLoRaWAN(TM)ネットワークのインフラを構築し、水位センサを用いた河川の水位監視や循環バスの位置情報の発信など、地域住民の安心・安全、利便性、生活品質の向上につながる公共サービスの実証実験を順次開始しています。

マクニカネットワークスは、LoRa Allianceの創設メンバーであり、キャリアグレードのLoRaWAN(TM)ネットワークサーバを提供するIoTのパイオニア企業であるActility社の国内代理店として、今後もLoRaWAN(TM)の普及に寄与するとともにIoTの活用支援へ積極的に取組んでまいります。