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南山韓屋村ソウル南山国楽堂主催「若い国楽都市・樂」:鉄絃琴演奏者ユ・ギョンファ公演

  • 2018-04-10 19:11
  • ACROFAN=柳 在庸
  • jaeyong.ryu@acrofan.com
南山韓屋村ソウル南山国楽堂(総監督ユン・ソンジン)は4月5日から4月26日まで毎週木曜日、南山韓屋村伝統庭園内のチョンウガクで昼時間帯の訪問者のための「若い国楽都市・樂(Young Korean Traditional Music City - Rock)」公演を開催する。

花咲く春を迎え京畿民謡履修者のイ・フィムン、奚琴演奏者のガン・ウンイルと鉄絃琴演奏者のユ・ギョンファ、韓服デザイナーで舞踊家のイ・ソユンなど4人のアーティストが都心中の伝統庭園である南山韓屋村で民謡と散調、伝統舞踊などを披露することになる今回の公演は特に事前予約を通じて無料で進行する予定である。

 
▲鉄絃琴演奏者のユ・ギョンファ

4月5日の昼12時20分から開催された「若い国楽都市・樂」の最初の主人公は独歩的な鉄絃琴演奏者のユ・ギョンファであった。正統国楽はもちろんワールドミュージック、フリーミュージックなどさまざまな音楽的試みで自分のオリジナル領域を確保しているアーティストで、エレクトリック鉄絃琴で故キム・ヨンチョル類の鉄絃琴散調と自分の曲「忘却の鳥」を演奏した。

初演奏であった「鉄絃琴散調(20分)」は鉄絃琴を直接考案した人間文化財の故キム・ヨンチョル類の鉄絃琴散調で、タスルム - ジンヤン - ジュンモリ - ジュンジュンモリ - ジャジンモリ - フィモリを演奏した。タスルムとフィモリは演奏者が直接構成した楽章で新たに載せられた。続いて演奏された「忘却の鳥(10分)」は2004年ユ・ギョンファ鉄絃琴独奏会で初演された曲で、以降さまざまなバージョンで編曲されて演奏された。「忘却の鳥」は絶えず自分を否定し消して新しさに向かって進む修道者などのアーティストを意味する。この曲はエレクトリック鉄絃琴でエフェクターを使うのが特色である。

鉄絃琴(Steel String on Korean Harp)は過去1940年代に故キム・ヨンチョルによって琴(コムンゴ)とギターの長所を吸収して考案されたハイブリッド楽器である。8つの鉄弦で構成されており、右手にはスルデを、左手にノンオク(弄玉)を握って演奏する。響胴を持つアコースティック型とエフェクターを加えたエレクトリック型の二つの構造で楽器が作られている。

 
▲雨の中でも国楽の愛好家や外国人観光客が演奏に耳を傾けた。

4月の「若い国楽都市・樂」は5日、12日、19日、26日の毎週木曜日の午後12時20分から50分まで30分間行われる。全回無料で行われる今回の公演は健全な観覧雰囲気造成のために一回当たりに100人限定で事前予約制を実施しており観覧を希望の人は各公演日の前日の午前まで南山韓屋村ホームページを通じて予約をすれば公演入場が可能である。当日は予約キャンセルが発生した場合に限って先着順入場が可能である。5月の「若い国楽都市・樂」日程は4月中旬にホームページを通じて公知される予定である。

一方、「若い国楽都市・樂」は今年新たに開始したソウル南山国楽堂青年国楽育成プロジェクトである「若い国楽オーディション『団長』」の連携プログラムとして企画された特別な公演である。来る4月5日から4週間行われる今回の公演は「団長」オーディション参加者の先輩で助言者である中堅伝統芸術家たちが「楽しい国楽都市」をコンセプトに都市の日常の中で市民と国楽の趣と興を分かち合う舞台として飾られる。4月の公演に続き5月には「団長」のオーディションで選抜された若手公演団体が同じコンセプトで若い国楽人のもう一つの「若い国楽都市・樂」を披露することになる。