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釜山ゲーム、「G-STAR 2017」で海外進出の翼を広げる

  • 2018-01-15 10:47
  • ACROFAN=金 珉學
  • press@acrofan.com
35カ国から676社2,857ブースが参加し最大規模で開催された国際ゲーム展示会「G-star 2017」が業界と観覧客の熱い呼応の中で無事に最終日を迎えた。
韓国ゲーム産業協会(K-GAMES)が主催しG-STAR組織委員会と釜山情報産業振興院が共同主管した「G-STAR 2017」は、11月16日から11月19日までの4日間釜山BEXCOで開催された。今年で13回目を迎えた「G-STAR 2017」はBEXCOの第1展示場と第2展示場。コンベンションホール、多目的ホール、野外広場、映画の殿堂など約55,300㎡の面積の空間で多彩なコンテンツを見せながら観覧客を迎えた。
今回の「G-STAR 2017」ではBTC管を通じて参加企業がオンラインゲームとモバイルゲーム、ビデオゲームなどのプラットフォームやジャンルを網羅したさまざまなゲームを披露して楽しさをお見せし、BTB館では16日から18日までのゲーム業界各分野の企業が相談活動を進めたりもした。「G-STARの都市」であり、「ゲームの都市」である釜山広域市の釜山情報産業振興院も韓国コンテンツ振興院と文化体育観光部、釜山広域市などからの支援を受けて地域ゲーム産業の育成のために「釜山グローバルゲームセンター(BGC) BTB釜山共同館」をBEXCO第2展示場で運営した。

▲「G-STAR 2017」の行事の3日間、BEXCO第2展示場では「BTB釜山共同館」が設けられた。

毎年G-STAR共同館に参加する釜山地域のゲーム企業は2014年に20社、2015年に31社、昨年38社、今年40社が参加し、その数がますます増えている。今回の「G-STAR 2017」に参加した40地域のゲーム企業の中で釜山共同館に参加したゲーム企業は33所であり、残りの7つの企業はBTC管にゲームのブースを運営した。「G-STAR 2017」のBTB管を訪問した有料のバイヤー数は2006人で前年より5.5%増加して成功的な行事を終えた。
釜山広域市(市長:ソ・ビョンス)と釜山情報産業振興院(院長:ソ・テゴン)によると今回の「G-STAR 2017」の釜山共同館で行われたビジネス相談は総368件(1日目155件、2日目141件、3日目72件)であった。このうち中国パブリッシャーとの契約が4件締結され釜山ゲームが中国のゲーム市場への進出に結実を結ぶ大きな成果を収めた。
まず、釜山の中小ゲーム会社であるMasang Soft(代表:カン・サムソク)は中国パブリッシャー2社に自社のモバイルMORPGの「AIIA」ほか3種のコンテンツを合計100万ドル規模で契約を締結した。この会社はMMORPG、釣り、レース、FPS、フライトシューティングなど多様なジャンルのオンラインゲームを基盤に国内と海外市場での継続的なゲームサービスを実施している。

▲「Masang Soft」は合計100万ドル規模の契約を締結した。(写真資料=釜山情報産業振興院)

▲「Masang Soft」は昨年に引き続き今年も海外進出の大きな成果を収めた。

昨年「G-STAR 2016」の時も「Masang Soft」は多くのバイヤーとのミーティングを持ってタイ、北米、欧州のパブリッシャーとビジネスミーティングの後に海外進出の成果を出したことでも有名である。「Masang Soft」は今年も今回の釜山共同館に「DKオンライン」と「ガンズ」を展示紹介しながら海外バイヤーに多くの好評を受けた。
2年連続で大きな成果を収めたMasang Softのカン・サムソク代表は「過去G-STARの参加を通じて『DKオンライン』を海外に進出していた。」と言って、「今年も良い成果を出して喜んでおり、G-STARを通じて釜山でも有名開発者、グローバルゲーム企業のCEO、海外バイヤーを集中的に会うことができてビジネスに役立った。」と述べた。
釜山のインディゲーム開発会社であるMagic Cube(代表:ハ・サンソク)も中国のパブリッシャー「YKゲームズ」とモバイルゲームの「Call of Commander」の供給契約を締結して海外進出の足場を用意した。

▲釜山インディーズゲーム開発会社の「Magic Cube」はモバイルゲーム「Call of Commander」の供給契約を締結した。 (写真資料=釜山情報産業振興院)

▲釜山共同館「Magic Cube」のブースには多くの外国人バイヤーとパブリッシャーが訪問した。

Magic Cubeは現在売上の大部分を海外市場で収めている有望なゲーム社であり、今年「G-STAR 2017」で来年の第1四半期の発売を目標として開発中の「Finger Monster」、「ミラーランド」、「女検事の秘密日記」を披露した。自社の「Call of Snakes」が韓国のゲームでは唯一2012年の最高作であるアップルグローバル「Best of 2012」に選ばれて話題にもなった。
また、Bluesom(代表:ソン・ホジン)はFunple Works(代表:キム・ヒョン)と協力して香港のSEMKプロダクトリミテッドのキャラクターである「B.DUCK」の知的財産権(IP)を活用したゲーム開発契約を締結した。
Bluesomは2005年に設立された釜山地域の代表ゲーム会社で、「青空の守護者」と「将軍」など、さまざまなゲームを開発してノウハウを積み、韓国と日本でのゲームサービスをした経験を持っており今回の「G-STAR 2017」では「オーパーツ」ゲームを披露した。
今回の契約に基づいてBluesomとFunple WorksはB.DUCKのIPを活用した3マッチパズルゲームの「B.DUCK キャンディスウィート」(仮称)、四川省ゲームの「B.DUCK四川省」(仮称)を開発する。
「B.DUCK」は可愛くて親しみのあるあひるキャラクターで香港、中国、東南アジア、日本、ヨーロッパ、南米など全世界で大きな人気を集めている。全世界的にB.DUCK IPを活用した2,100以上のオフライン売場があり、中国には165個以上のオフライン店舗をはじめ中国のタオバオでは新商品の発売日に3500万元(約60億ウォン)の売上を記録するほど愛されている。
Bluesomのソン・ホジン代表は、「釜山で開かれるG-STAR 2017の期間に釜山地域開発会社として初の契約のニュースを伝えるようになって非常にうれしい。これまでのゲーム開発ノウハウをもとに中華圏はもちろん、世界中で愛されるゲームを作りたい」と述べた。
今回の「G-STAR 2017」と「釜山共同館」の運営を仕上げながらソ・テゴン釜山情報産業振興院長は「釜山のゲーム会社は創造的なゲームコンテンツの競争力を持っていたのでこういう実質的なビジネスの成果が現れた。」と、「今回のG-STARグローバルeスポーツ大会である『WEGL 2017ファイナル』でモバイルゲームの3種目が釜山ゲームで全部満たされただけにこれからマーケティング支援と海外市場への進出支援を大幅に拡大していきたい」と述べた。