acrofan

産業 経済 技術 ゲーム
社会 生活 自動車 メディア

Synology 2018コンファレンス開催記念記者懇談会

  • 2018-01-14 02:30
  • ACROFAN=柳 在庸
  • jaeyong.ryu@acrofan.com
Synologyが10月26日(木)に「Synology 2018コンファレンス」を開催する。これに先立ち、25日(水)シェラトンソウルディキュブシティホテルで記者懇談会が開催されました。

「Synology 2018コンファレンス」の行事は韓国を含め計17カ国で開かれる毎年恒例の行事として、全世界の何万人のユーザーが参加する。本行事を通してSynologyはすべてのユーザーと企業が最先端の技術を容易に利用できるより発展されたソフトウェアと向上された製品を大挙公開する。

ここではより円滑なクラウド体験を可能にする中央ポータル、サーバーのための多機能オンプレミス(on-premise)ビジネスバックアップソリューション、クラウドサービス、仮想化マシン、個人化された人工知能(AI)ベースのスマートアルバム、様々な18シリーズの新製品などが含まれる。特にビジネスのために設計された中央ポータルドライブ(Drive)とIT管理者のためのアクティブバックアップ(Active Backup)機能を披露することで、企業向け市場での位置を強固にする予定である。

SynologyのVic Hsu CEOは、「Synologyは2Uラックステーションxs/xs+シリーズで273%に達する成長率を達成し、韓国の顧客に信頼されるビジネスソリューション提供企業として生まれ変わった」と、「今年『Synology 2018ソウル』でもビジネス加速化とデジタル資産保護のための革新的なソリューションと製品を大挙公開する予定である」と話した。また彼は「Synologyはこれからも皆様の企業と日常生活に驚くべき変化をもたらすことができるよう支援するために努力する」と強調した。

 
▲SynologyのVic Hsu CEO

より改良されたNASソリューションでDS118、DS218j、DS218、DS218play、FS1018など5つのモデルが披露された。

(1)DS118:多くのユーザーが待っていた入門用モデルで、誰でも簡単で効率的な個人クラウドサーバーを構築することができるようにする。10TB以上の単一のボリュームを提供し、10ビットH.265 4Kリアルタイムビデオトランスコーディング1チャンネルをサポートし、より豊かなマルチメディア機能を楽しむことができるようにする。

(2)DS218j:世界で最も人気の高かったDS216jの後継モデルとして、家庭や個人ユーザーが少ない予算で大きな可能性を実現できるように設計された。デュアルコアCPUとハードウェア暗号化エンジンを搭載し、113MB/s以上の読み取り速度と112MB/s以上の書き込み速度を提供する。

(3)DS218:クアッドコア1.4GHzプロセッサと64ビットアーキテクチャを搭載して超高精細ビデオトランスコーディングをサポートする高効率NASサーバーであり、以前のモデルより4倍大きい2GB DDR4メモリを誇る。

(4)DS218play:家庭ユーザーのために設計されたモデルで、強力なプライベートクラウドソリューションを構築することができるようにする。暗号化データの場合、112MB/sの読み取り速度と112MB/sの書き込み速度を提供する。

(5)FS1018:Synology最初のデスクトップオールフラッシュストレージソリューションで、最大12個の2.5 SSDをサポートする。また、AES-NIのハードウェア暗号化エンジンを揃えたInelペンティアムD1508デュアルコアプロセッサを搭載して強力な性能を誇る。

 
▲個人ユーザーに人気の多い2ベイモデルが大挙補強された。

 
▲FS1018モデルは2.5型SATA SSDでNAS構成をするように設計されたモデルで、映像作業者に最適。

 
▲MomentsとAmazon Alexaの両方を組み合わせて使用してみることができるデモブースが運営された。

円滑なコラボレーションのための生産性ツールとしてはSynologyドライブ(Synology Drive)、チャット(Chat)、メールプラス(MailPlus)の3種類が発表される。

(1)Synologyドライブ(Synology Drive):Synologyドライブはさまざまな機能を併せる中央ポータルで、ファイルステーション(File Station)、クラウドステーションドライブ(Cloud Station Drive)、オフィス(Office)などを統合してNASに保存されたすべてのファイルのリアルタイム協業を可能にする。SynologyドライブのPCクライアントはユーザーがさまざまな機器のファイルを全て連動できるようにする。

(2)チャット(Chat):多くのユーザーが待っていたネイティブアプリ(native app)が公開される予定であり、投票、ボット、スレッドメッセージ、第3のビデオ会議機能の統合などの新機能が含まれる。

(3)メールプラス(MailPlus):共有メールボックス、単一サーバーの複数ドメイン、ユーザー政策設定、高度SMTP設定、McAfee統合、改善されたスパム報告メカニズムなどの機能が追加され、より安全で改善されたメールの経験を提供する。

 
▲Synologyのソク・ミウンセールスマネージャーが新規ハードウェア製品のラインアップとソリューションを紹介した。

総合的なデータ保護のためのアクティブバックアップスイートでは企業向けのアクティブバックアップ(Active Backup)が代表選手として出た。WindowsとLinuxサーバー及びPCのためのエージェントレス(agentless)構造と仮想マシンのバックアップ機能を備えている。このアプリケーションは企業で起こるすべての業務についたデータを中央で保護し、管理することができるようにする。

これに加えてGスイートとOffice 365のためのアクティブバックアップも披露された。このアプリケーションはクラウドサービスのバックアップソリューションで、ユーザー親和的ポータルの役割を果たし、ビジネスアカウントのための費用効果的なオンプレミスデータのバックアップ機能を提供する。また、中央化された管理インタフェース、ファイルのバージョン保護方針に柔軟なRPOサポート、アカウントの検索、自己回復などの様々な特長を誇る。

よりスマートなホームマルチメディア管理のためにMomentsが披露された。Momentsはスマートフォンユーザーの写真や映像を簡単に管理するための新しいソフトウェアパッケージで、生活の記録をタイムライン形式で見ることができようにして、より直感的なブラウジング体験を提供する。加えて人工知能(AI)機能を適用して顔認識と位置情報、写真の事前設定された項目に基づいて自動的にスマートアルバムを作るすることができる。また、モバイルアプリを使用してスマートフォンに保存された写真を簡単にバックアップすることができる。

加えて披露されたAmazon Alexaをサポートするオーディオステーション(Audio Station)は、もうユーザーの音声命令を介して音楽をストリーミングできるようにする。

一方、Synologyは世界的な規模を誇り、世界中の6億9,000万人のユーザーのアカウントを保有している。加えてSynologyはユーザーとのコミュニケーションを大切に考えており、効果的なソリューションの改選のため毎月平均2万件以上のユーザーからのフィードバックを受けている。特に数年間進めてきたSynology毎年恒例の行事は全世界のユーザーとパートナーに直接会ってフィードバックを聞いて意見を交わすことができるコミュニケーションの場である。Synologyは毎年恒例の行事を通じて様々な製品や技術の驚くべき発展を公開するだけでなく、韓国ユーザーからのフィードバックを今後の製品やサービス開発に反映する。