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ノボキュア社、初発膠芽腫の治療を目的としたオプチューン日本における保険収載の承認を取得

  • 2017-12-26 17:38
  • ACROFAN=金 炯根
  • hyungkeun.kim@acrofan.com
ノボキュア社は、日本の厚生労働大臣が、中央社会保険医療協議会(中医協)の建議に基づき、初発膠芽腫の治療を目的としたオプチューンの保険収載を承認したと発表しました。

ノボキュア社の日本担当ジェネラルマネジャーを兼任するノボキュア株式会社の眞鳥俊悟代表取締役社長は以下のように述べています。「今日はノボキュア社にとって日本での重要な節目の日となりました。保険収載承認を得た事でこれからはこの治療法で効果を期待できる初発膠芽腫患者さまとその治療にあたられる医師のために日本でのオプチューンの普及に真摯に最大限の努力で取り組む所存です。

オプチューン(販売名:NovoTTF-100A システム 承認番号:22700BZI00010000)は持ち運び可能な非侵襲性の医療機器で、テント上膠芽腫と診断された成人患者で、すべての可能な外科手術及び放射線治療施行後の治療に適用されます。オプチューンは、分裂しているがん細胞で有糸分裂を選択的に阻害するよう、腫瘍治療電場(TTフィールド)を発生させます。ノボキュア社の第3相ピボタルEF-14試験では、初発膠芽腫患者695人でテモゾロミドとオプチューンの併用療法を、テモゾロミドの単独療法と比較しました。試験は無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)の両方を検討するようにデザインされました。試験では、初発膠芽腫で5年生存率に関して前例のない結果が実証されました。オプチューンとテモゾロミドの併用療法を受けた患者は、テモゾロミドの単独療法を受けた患者と比較して、新たな全身毒性を伴わずに全生存期間の有意な延長を経験しました。またデータでは、オプチューン治療を受けた患者が、テモゾロミド単独療法を受けた患者と比較して、より長期にわたってQOLを維持できたことも示されました。

日本では年間約1,500人の患者が膠芽腫または一般的に膠芽腫芽へと進行する腫瘍と診断されています。この患者集団のうち、疾患の進行速度と医療的適格性に基づけば、約1,100人がオプチューンによる治療の候補となります。日本はノボキュア社が初発膠芽腫の治療で保険収載を国家から認められた最大の市場です。