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KISSが母語ベースの学習により、権威ある2022年ユネスコ識字賞を受賞

  • 2022-09-11 23:06
  • ACROFAN=PRNasia
  • hkcs@prnasia.com

ブバネシュワル(インド), 2022年9月11日 /PRNewswire/ -- ブバネシュワルのKalinga Institute of Social Sciences(KISS、カリンガ社会科学研究所)は、国際審査員の推薦に基づく同研究所の優れた識字プログラムに対し、権威ある2022年ユネスコ世宗王識字賞(UNESCO King Sejong Literacy Prize 2022)を受賞した。


 


Kalinga Institute of Social Sciences (KISS), Bhubaneswar
Kalinga Institute of Social Sciences (KISS), Bhubaneswar

 


ユネスコ世宗王識字賞は、韓国政府が後援し、母語ベースの識字率向上への貢献に対し表彰する。KISSは「Mother Tongue Based Multilingual Education programme(母語ベースの多言語教育プログラム)」部門で受賞を果たした。この賞には、2万米ドルの賞金、メダル、賞状が贈られる。KISSはKIIT Group of Institutions傘下の組織である。


同賞は、国際識字デーを祝うため2022年9月8日と9日にコートジボワールで開催されたユネスコ主催のグローバルな授賞式で授与された。


この教育プログラムは、教室での言葉の壁や、教師が多言語や多文化の教室に効果的に対処できないことにより、小学校での先住民の生徒の定着率が低いという課題に取り組むことを目指している。


ユネスコ国際識字賞は毎年、特定のテーマに焦点を当てている。今年は、Transforming Literacy Learning Spaces(識字学習スペースの変革)にスポットライトが当てられた。KISS は、この国際賞を受賞したインドで5番目、オディシャ州で最初の機関である。また、同賞を授与されたのは、非営利NGOの中で3番目、先住民ベースの組織では初めてでもある。


世界最大の先住民学生のための研究所であるKISSは、革新的な教育法を学習ツールとして採用し、教育を通じて先住民の社会的・経済的生活に目に見える変化をもたらしたと高く評価されている。この認識により、オディシャ州は教育のエコシステムを変える取り組みにより、世界地図上で目立つ存在となっている。さらに、それは先住民族にとって真の賞であり、先住民コミュニティーにとって大いなるお祝いの日でもある。


KISS は、インドのオディシャ州ブバネシュワルに本部を置く非営利組織である。 1992年から1993年にかけ、著名な教育学者であるAchyuta Samanta(アチュタ・サマンタ)博士により、教育を通じて先住民に力を与えるために設立された。これは、ホリスティックな教育、総合的なスキル、スポーツエンパワーメントを提供する完全に無料の居住型教育機関である。


KISS の教育イニシアチブは、先住民族の子供たちに食事、教育、エンパワーメントを提供することを目的として設立された学校、カレッジ、大学で構成される。


Samanta博士はメッセージで「教育、識字、先住民エンパワーメントの分野におけるわれわれの取り組みと社会革新を認めてくれたユネスコに感謝したい。子供の頃、私は適切な教育を受けるのに苦労したが、今では自分のすべての人生と魂を尽くして何百万人もの限界状況にある人々にホリスティックな教育を提供している」と語った。


KISSは、7万人の先住民の子供たち(現在教育を受けている3万人の子供たちと4万人の卒業生)の生活を直接的に変え、約70万人の先住民コミュニティーの生活を間接的に変えてきた。その高等教育部門である KISS Deemed-to-be Universityは、先住民の学生だけを対象とした世界初の大学である。KISS は、その進化と機能の過程で、教育とエンパワーメントに関連するいくつかのイニシアチブの実施のために、さまざまな国連機関や組織と協力してきた。KISSは2015 年以来、ECOSOC(国連経済社会理事会)との特別諮問資格協議の地位にあり、またUNDPI(国連広報局、現国連グローバル・コミュニケーション局)と提携している。


KISSは設立以来、先住民の言語や方言の多様性を尊重してきた。共通言語に移行する前、初級レベル(小学校レベル)で母語を教室で教えることに一貫して重点を置いてきた。このKISSならではの先駆的な取り組みは、2013年に「Mother Tongue-Based Multilingual Education(母語ベースの多言語教育)」という形で具体化された。


イノベーション・サンドボックスを通じて多言語教育プログラムを採用したKISSは、他の教育機関や政府に対して先住民の言語による授業を提供するための模範を示した。これは、教室での言葉の壁や、教師が多言語および多文化の教室に効果的に対処できないことにより小学校での先住民の生徒の定着率が低いという課題に取り組むことを目指している。このプログラムは、テレビ、ラジオ、テキストメッセージなどのローテク・ソリューションを使用した対面および遠隔学習のモジュールを備えたハイブリッド形式である。


Photo: https://mma.prnasia.com/media2/1894670/KISS_Foundation.jpg?p=medium600 
Photo: https://mma.prnasia.com/media2/1894669/Achyuta_Samanta_with_students.jpg?p=medium600 
Logo: https://mma.prnasia.com/media2/1507512/KISS_Logo.jpg?p=medium600


 


Dr Achyuta Samanta, founder of KIIT and KISS sharing a light moment with students of KISS
Dr Achyuta Samanta, founder of KIIT and KISS sharing a light moment with students of KISS

 


 


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